CHIYODA UTE チヨダウーテ

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音とは・音エネルギーと
遮音特性・界壁の遮音特性

音とは

音と周波数

  • ・音は空気の振動によって発生します。
  • ・音が一秒間に何回振動しているかを表現したものを「周波数」といいます。
  • ・「高い音」「低い音」の違いは周波数の違いで決まります。
  • ・周波数の高いほど「高い音」になります。
  • ・周波数の単位は「ヘルツ(Hz)」です。
  • ・テレビやラジオの時報は440Hzと880Hzの音を組み合わせてつくられております。

人の声と楽器の音の範囲

  • ・声の周波数の範囲は概ね100Hz~1000Hzです。
  • ・実際に出せる声の範囲はソプラノやテノールといった声種で違います。
  • ・ピアノ(33~5274Hz)やバイオリン(200~3200Hz)は最も広い範囲の音を演奏することができます。
  • ・人が聞くことのできる音の範囲は20~20000Hzです。

生活の中で聴く音の周波数の目安

250Hz 冷蔵庫のブーンという唸り声
500Hz 男性の話し声
1,000Hz 女性の話し声
2,000Hz ソプラノ歌手の歌声
4,000Hz 蝉の鳴き声=人間の耳にもっとも敏感に感応する周波数帯

人の声と楽器の音の範囲 振巾が大きくなると大きな音になる

音エネルギーと遮音特性

居住環境と防音の関係には「遮音・吸音・防振・制振」といった4つのキーワードがありますが、エネルギーをモデル化すると次の通りです。

遮音と吸音のモデル図

材料に音エネルギーが入射すると、一部は反射し、一部は材料に吸収され、一部は透過します。

音エネルギーと遮音特性

界壁の遮音特性

界壁の遮音性能は音が透過する過程で「失われる音エネルギー」を透過損失dB(デシベル)で表し、音の周波数毎に透過損失dB(デシベル)によって遮音性の大きさをあらわします。モデル図では音源側90dBに対して受音側が50dBですのでこの界壁の透過損失(TL)は40dBとなります。

界壁の遮音特性