SDGsとは
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)とは、2015年に国連総会で採択された、国際社会が目指す2030年までの開発目標のことで、貧困削減や水衛生、生物多様性の保全、気候変動などの全17目標からなります。「地球上の誰一人として取り残さない(no one will be left behind)」をスローガンとしており、世界各国のあらゆる産官学セクターに達成のための積極的な貢献が求められています。
SDGsの詳細については外務省のページをご覧ください事業活動を通じたSDGsへの貢献
チヨダウーテは、事業活動を通じて新たな経済的・社会的価値を生み出し、
安全と環境に寄与していくことを目指しています。主要な取り組みを紹介します。
温室効果ガス排出削減への貢献
せっこうボードの製造工程で必要となる熱源を、石油燃料を利用したボイラーから、木質系バイオマスを利用したボイラーへの転換により、今後も、製品のライフサイクル全体にわたったCO2の排出削減に向けて取り組みを続けます。
循環型社会への貢献
せっこうボードは、ボード用原紙に新聞古紙や段ボールなどの再生紙を使用し、原料の石膏には火力発電所などから排出される副生せっこうを利用した製品です。チヨダウーテでは、更に建築現場などから発生するせっこうボード廃材を回収し、原料石膏の一部として再利用しています。今後、せっこうボードからせっこうボードへの循環を促進し廃棄物削減への取り組みを続けます。
重点分野への取り組み
チヨダウーテで、重点的に取り組んでいる課題とSDGsの関係性を紹介します。
社 会事業活動を通じて、社会課題の解決に貢献する。
時短建材による現場での施工効率化
建築現場では、就業者数の減少、高齢化が課題となっており、政府からも建設現場の生産性を向上させるとのメッセージが発信されています。チヨダウーテでは、現場での施工性を向上させた製品を開発し、働き方の改善に貢献しています。
環 境事業活動を通じて、環境負荷低減に貢献する。
廃石膏のリサイクル化
せっこうボードは、建物の壁や天井の内装材として広く利用されている建材です。一方で、建物を解体する時には廃石膏が発生し、その多くは埋め立て処分されています。処分場の残余容量がひっ迫していることから、廃石膏の原料化が業界の課題となっていました。株式会社トクヤマ・チヨダジプサム(株式会社トクヤマと共同設立)にて、再生石膏の100%リサイクルを事業化し、業界の課題に貢献しています。
トクヤマ・チヨダジプサムが
第46回環境賞の環境大臣賞を受賞しました
株式会社トクヤマと共同で設立した株式会社トクヤマ・チヨダジプサムが行っている廃せっこうボード石膏紛の「結晶大型化による再生石膏の100%リサイクル技術の開発と事業化」が評価され、第46回環境賞の環境大臣賞を受賞しました。
トクヤマ・チヨダジプサムが
第20回グリーン・サステイナブルケミストリー賞の
環境大臣賞を受賞しました
株式会社トクヤマ・チヨダジプサムは、株式会社トクヤマと共同で「石膏ボードのリサイクル技術の開発」により公益社団法人新化学技術推進協会の第20回(2020年度)グリーン・サステイナブル ケミストリー(以下、GSC)賞「環境大臣賞」を受賞しました。この賞は、グリーン・サステイナブル ケミストリーの推進に貢献する優れた業績が表彰されるもので、環境技術の発展に著しく貢献した団体に与えられます。