ゼロエミッション
ゼロエミッションとは
国連大学は、「環境の質の保全と
持続可能な開発を同時に達成するために、
資源利用の最適化と廃棄物の最小化を
促進する必要性があり、
そのためには生産の効率化と消費形態の変化が求められる。」
というような概要で
「ゼロエミッション」を提唱しています。
資源を循環させ、自然への排出をゼロにする努力が、
企業や社会全体に求められています。
せっこうボードは、リサイクル商品です。
せっこうボードは、主に紙と石膏からできていますが、
せっこうボード用原紙は、
ほぼ100%が新聞古紙などの再生利用です。
また、芯材となる石膏には、
火力発電所や肥料工場等で副産物として発生する
「化学石膏」を利用しています。
つまり、せっこうボードそのものがリサイクル製品であり、
現在その生産活動の50%以上が
リサイクルによって成立しています。
循環型社会に貢献できるよう、
今後とも努力を続けてまいります。
せっこうボードの循環型生産活動
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解体現場
燃料として再利用している廃材チップ。古い家の解体で発生した木材を効率よく回収する業界全体のシステムづくりに、積極的に取り組んでいます。
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建築現場
建築現場で発生するせっこうボードの端材を回収して再利用するリサイクルを推進。1997年、厚生大臣より「広域再生利用産業廃棄物処理者」の指定を全国6番目に受け、その後、広域認定制度による認定を受けています。
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チヨダウーテ工場
工場のゼロエミッション化。原料は副産物のせっこうや再生紙。製造時の燃料は廃材チップを抑えたゼロエミッション指向プラントです。
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ボード用原紙は古紙を活用
ボード用原紙は、ほぼ100%が新聞古紙などの再利用によるもので、森林保護に役立っています。
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副産物「化学石膏」を活用
火力発電所や肥料工場から副産物として発生する「化学石膏」を、せっこうボードの芯材として再利用しています。
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森林保護
せっこうボードは木材に代わる代表的な建築素材として、日本では約80年にわたって活躍し森林伐採を防いでいます。